津軽三味線奏者 木乃下真市 (きのした しんいち)
プロフィール


津軽三味線木乃下流家元 ・ 木乃下三絃会会主

芸人だった両親の影響で幼少の頃より民謡を覚え、3歳の時父親から三味線を習う。
10歳より本格的に津軽三味線を学び、その後 京極利則氏、藤田淳一氏に師事。

1986・87年 津軽三味線全国大会(現 津軽三味線世界大会、青森県弘前市)二年連続優勝。
1988年 津軽五大民謡全国大会において津軽小原節部門で優勝。
1993年 「木下伸市グループ」を結成し、オリジナルの「津軽三味線ロック」を発表。
1994年 日本を代表するジャズギタリスト・渡辺香津美とのバトルコンサートを行う。
1995年 和太鼓奏者・林英哲をゲストに迎え「木下伸市PROJECT'95」と題したコンサートを行う。
1998年 エイジアンファンタジーオーケストラの一員としてインド・ベトナム・フィリピンで公演。
1999年 NHK「スタジオパーク」に出演。
NHK衛星放送でハンガリーの驚異のバイオリニスト ロビー・ラカトシュと共演し多方面から高い評価を受ける。

2000年 津軽三味線全国大会歴代A級チャンピオン山田千里杯争奪戦で、初代グランドチャンピオンに輝く。
NHK「課外授業・ようこそ先輩」に出演し、和歌山市の母校の小学生達に津軽三味線を指導。
2001年 エイベックスよりファーストアルバム「傳(DEN)」「魁(KAI)」を2枚同時リリース。
NHK教育テレビ「おしゃれ工房」に講師として出演。NHK「トップランナー」に出演。
2002年 驚異のバイオリニスト「ロビー・ラカトシュ」とのコラボレーションアルバム「遭遇 木下伸市MEETSラカトシュ」をリリース、
「木下伸市コンサートwithロビー・ラカトシュ」と題した全国4大都市ツアーを行なう。
国際交流基金の派遣で中南米5ヵ国に於いて「木下伸市・津軽三味線コンサ−ト」を行う。
NHK衛星放送「ザ・津軽三味線スーパーライブ」、テレビ朝日「題名のない音楽会21」、NHKスペシャル番組「バラエティ・これが津軽三味線だ!」、テレビ朝日「徹子の部屋」に出演。
2003年 4thアルバム「承」をエイベックスよりリリース。
2004年 Mt.Fujiジャズフェスティバルに出演。イギリス・ロンドン公演を行う。
5thアルバム「パッション!」をリリース。木下伸市より木乃下真市に改名。
映画「オーバードライヴ」に木乃下真市役で出演。
2009年 ドイツ・ケルンにてケルン放送管弦楽団公演に出演。

2010年 上海万博に出演。 
2011年 国立劇場45周年記念 木乃下真市プロデュース「津軽三味線を聴く 時代を超えた音色」コンサートを行う。
香西かおりコンサートのゲストとして関西ツアーに出演。
2012年 国立台湾交響楽団の台湾公演にソリストとして出演。
早乙女太一新春特別公演「龍と牡丹2012」に出演。
2013年 「木乃下真市ユニット欧州公演」と題し、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、ポルトガルで公演を行う。
2016年 CD「津軽三味線 魄(HAKU)」をリリース。
2018年 阿木燿子プロデュース・宇崎竜童音楽監督の新国立劇場「Ay曽根崎心中」に、津軽三味線と唄で出演。天皇皇后両陛下の御前演奏を務めた。
2019年 和歌山市文化功労賞を受賞。

伝統芸能である津軽三味線に現代的音楽をとり入れ津軽三味線の可能性を追求し続けている。
また正調津軽三味線のダイナミックかつ繊細な奏法にも定評がある。

津軽三味線世界大会審査委員長。
津軽三味線コンクール全国大会、津軽三味線みちのく全国大会、津軽三味線コンクール大阪大会、津軽三味線・津軽民謡全国大会inびわ湖、等の審査員も務めている。 演奏活動の傍ら、木乃下流家元として後進の指導にも力を入れており、津軽三味線教室を主宰。